トロント・バンクーバー違い
カナダの二大都市トロントとバンクーバー
カナダに留学を考えている日本人に特に人気なのがトロントとバンクーバー。カナダの東西に位置する両都市は、それぞれ他にはない魅力に溢れています。留学という一大イベントで最も大切ともいえる都市選び。両方の都市の特徴についてよく知り、悔いのない留学生活を送りましょう。◉ トロント、バンクーバー留学の比較
バンクーバー | トロント | |
---|---|---|
人種 | アジア系人種が多い | アフリカ、ヨーロッパ系を含む幅広い人種 |
自然 | 周囲に自然が多い | 自然は少な目 |
娯楽・食べ物 | 娯楽は少ない、日本食レストラン多数 | 博物館や美術館が多い、イベント多数、各国の食べ物が容易に楽しめる |
住環境・アルバイト | 交通の便が良い、仕事が探しやすい | 交通の便が良い、ショップやモールが多い、仕事が探しやすい |
周辺観光地 | ロッキー山脈、ビクトリア、シアトルなどが有名 | ナイアガラの滝、ニューヨークなどが有名 |
英語勉強のしやすさ | 日本人が多く、意識的に英語環境を作る必要がある | 日本人比率が低いので英語環境は作りやすい、多国籍都市のため英語に訛りがある人が多い |
地理・気候 | 日本から近い、一年を通じて温暖 | 日本から遠い、ヨーロッパが近い、冬の寒さが厳しい |
生活費 | 外食で州の消費税(PST)がかからない | 税金(HST)が高めの15% |
総評 | 英語+大自然を楽しみたい方におすすめ | 英語+大都会の生活を楽しみたい方におすすめ |
人種
はじめにバンクーバーですが、日本での知名度の高さや日本からのアクセスのしやすさもあり、日本人留学生がとても多い都市です。日本人が多いというと悪い印象を持つ人が多いのも確かですが、初めて留学するという方にとって海外生活は心細いものであり、日本人が周りに多数いるということはとても心強く感じられるでしょう。日本人以外だとアジア系が多く、特に中国系人種が20%近い比率を占めることも特徴的です。
一方のトロントですが、バンクーバーと比べると日本人留学生の割合は少なくなり、街中を歩いていて日本人と出会う機会もあまりありません。トロントはマルチカルチャー都市として多くの移民を受け入れており、バンクーバーと比べてアフリカ系やヨーロッパ系が多いなど、幅広い人種が存在するのも特徴です。
一方のトロントですが、バンクーバーと比べると日本人留学生の割合は少なくなり、街中を歩いていて日本人と出会う機会もあまりありません。トロントはマルチカルチャー都市として多くの移民を受け入れており、バンクーバーと比べてアフリカ系やヨーロッパ系が多いなど、幅広い人種が存在するのも特徴です。
POINT!
- バンクーバー:日本人が多く、中国系の人種が多い。
- トロント:バンクーバーと比べると日本人が少ない。アフリカ系、ヨーロッパ系の人種が多い。
自然
バンクーバーは大都市でありながら周囲を海や山、川などに囲まれ、自然と都市が融合したとても美しい街です。近くには世界的に有名なロッキー山脈やバンクーバーオリンピックで会場ともなったウィスラー、そして海辺の綺麗なビーチと、都会に住みながら気軽に大自然を満喫できます。学校のアクティビティもスカイダイビングやハイキング、スキーなどアウトドアを多く取り入れており、勉強以外でも存分に留学生活を楽しむことが出来ます。
一方のトロントですが、経済の中心都市ということもあり自然は少ないです。しかしお花見スポットとして知られるハイパークやオンタリオ州議事堂のあるクイーンズパーク、オンタリオ湖のトロントアイランドなど自然に溢れた公園が点在し、大都会でありながら美しい自然を満喫できます。また市内から少し足を延ばすとナイアガラの滝もあるなど、バンクーバーにも劣らない魅力に溢れています。
一方のトロントですが、経済の中心都市ということもあり自然は少ないです。しかしお花見スポットとして知られるハイパークやオンタリオ州議事堂のあるクイーンズパーク、オンタリオ湖のトロントアイランドなど自然に溢れた公園が点在し、大都会でありながら美しい自然を満喫できます。また市内から少し足を延ばすとナイアガラの滝もあるなど、バンクーバーにも劣らない魅力に溢れています。
POINT!
- バンクーバー:周囲が山、海に囲まれ、自然を生かしたアクティビティが豊富。
- トロント:都会のため自然は少ない。公園が多い。
娯楽・食べ物
バンクーバーは日本人が多いこともあり、日本人向けのレストランやショップが数多く存在します。特に日本食レストランは数えきれないほど存在し、日本で食べていた大抵のものはバンクーバーでも食べることが可能です。日本でいうところのカラオケや漫画喫茶などの娯楽施設はあまりありませんが、留学生が学校終わりに街中のパブやバーで集まってお酒を飲んだりパーティーをしている光景はよく見られます。
一方のトロントですが、大きな都市ということもあり美術館や博物館が数多く存在します。スポーツ観戦が人気で、市内の至る所では各種イベントも毎週のように開催されます。またマルチカルチャー都市で様々な国の移民が住むトロントでは、バラエティに富んだ文化や食事を楽しむことができます。各民族のコミュニティが独自に発達しており、各コミュニティで行われるお祭りではそれぞれの郷土料理や催し物を楽しむことが出来ます。
一方のトロントですが、大きな都市ということもあり美術館や博物館が数多く存在します。スポーツ観戦が人気で、市内の至る所では各種イベントも毎週のように開催されます。またマルチカルチャー都市で様々な国の移民が住むトロントでは、バラエティに富んだ文化や食事を楽しむことができます。各民族のコミュニティが独自に発達しており、各コミュニティで行われるお祭りではそれぞれの郷土料理や催し物を楽しむことが出来ます。
POINT!
- バンクーバー:娯楽は少ない。日本人向けのレストランやショップ多数。
- トロント:娯楽やイベントが多い。バラエティに富んだ世界各地の文化や食事が楽しめる。
住環境・アルバイト
住環境についてはトロント、バンクーバーどちらも都会のため大きな違いはありません。強いて上げるなら、トロントの方が有名ブランドのお店やショッピングモールが多く、留学中買い物をたくさん楽しみたい方にはおすすめです。どちらの都市も交通網が発達しており、基本的にどこに住んでも生活に困ることはありませんが、ダウンタウンに近いほど物価は高い傾向にあります。
またアルバイトについては、バンクーバー、トロントともに日本人が多く暮らしているため、日本人向けのレストランやカフェなどには多くの求人があります。またどちらも大都市のため現地企業のインターンやボランティア等の募集も多く、ワーホリ留学で仕事を見つけたい方にとっては住みやすいといえるでしょう。
またアルバイトについては、バンクーバー、トロントともに日本人が多く暮らしているため、日本人向けのレストランやカフェなどには多くの求人があります。またどちらも大都市のため現地企業のインターンやボランティア等の募集も多く、ワーホリ留学で仕事を見つけたい方にとっては住みやすいといえるでしょう。
POINT!
- バンクーバー:交通が便利。求人は多数。
- トロント:交通が便利。求人は多数。ショップやモールが多い。
周辺観光地
バンクーバーは都市自体の知名度も高いですが、周辺の観光地が多いことでも有名です。一年で800万人もの人が訪れるスタンレーパークを始め、キャピラノ釣り橋やグランビルアイランドなど市内には数えきれないほどの観光地が点在しています。またバンクーバー周辺にはロッキー山脈やウィスラー、少し足を延ばすとビクトリアやアメリカのシアトルなどもあり、旅行好きの人にはとてもおすすめの街です。
一方のトロントも知名度はバンクーバー程ではありませんが、人気の観光地が多数存在します。市内からバスで2時間ほどの所にある、ナイアガラの滝を始め、古城カサロマや美しい自然溢れるトロントアイランドなどは、トロントを訪れたら一度は見ておくと良いでしょう。
一方のトロントも知名度はバンクーバー程ではありませんが、人気の観光地が多数存在します。市内からバスで2時間ほどの所にある、ナイアガラの滝を始め、古城カサロマや美しい自然溢れるトロントアイランドなどは、トロントを訪れたら一度は見ておくと良いでしょう。
POINT!
- バンクーバー:周辺に多くの観光地。ロッキー山脈、ウィスラー、ビクトリアなどが有名。
- トロント:周辺に多くの観光地。ナイアガラの滝、トロントアイランドなどが有名。
英語勉強のしやすさ
多くの留学生にとって都市を決める判断材料となるのが、英語勉強のしやすさです。既に述べた通りバンクーバーは日本人の数が多く、意識的に英語環境を確保していかないと日本語に頼ってしまいがちになります。語学学校でも上位レベルはそれほどでもありませんが、基礎レベルのクラスだと半数以上が日本人という学校も存在します。英語の訛りはイギリス英語が主流です。
一方のトロントも日本人が多いのは確かですが街全体の人数に対する比率が少なく、街中ではほぼ英語環境となります。語学学校には依然日本人が多いのも確かですが、学校を選べば1クラスに2~3人というところも珍しくありません。また他民族都市であるトロントでは聞こえてくる英語の訛りも様々で、より生きた英語を学べるといえるでしょう。
一方のトロントも日本人が多いのは確かですが街全体の人数に対する比率が少なく、街中ではほぼ英語環境となります。語学学校には依然日本人が多いのも確かですが、学校を選べば1クラスに2~3人というところも珍しくありません。また他民族都市であるトロントでは聞こえてくる英語の訛りも様々で、より生きた英語を学べるといえるでしょう。
POINT!
- バンクーバー:日本人が多く日本語に頼よりがち。英語の訛りはイギリス。
- トロント:英語環境を作りやすい。英語の訛りは様々。
地理・気候
バンクーバーは西海岸に位置する影響で、一年通して比較的温暖な気候です。冬でも雪はほとんど降りません。雨が多いことでも有名で、地元の人たちからは「レインクーバー」という異名でも呼ばれています。夏場はカラッとした暑さで、観光やアクティビティには適した気候と言えるでしょう。また日本からも近くアクセスが容易です。
一方のトロントは四季の変化がよりはっきりしていて、夏場は暑く、冬場は寒さが厳しく積雪もあります。春や秋は過ごしやすいため、レジャーにはお勧めの季節です。東海岸に位置するため日本からは遠いですが、ヨーロッパに近いため欧州旅行したいという方にもおすすめの都市です。
一方のトロントは四季の変化がよりはっきりしていて、夏場は暑く、冬場は寒さが厳しく積雪もあります。春や秋は過ごしやすいため、レジャーにはお勧めの季節です。東海岸に位置するため日本からは遠いですが、ヨーロッパに近いため欧州旅行したいという方にもおすすめの都市です。
POINT!
- バンクーバー:一年を通して比較的温暖。日本からのアクセスがしやすい。
- トロント:四季の変化がはっきりしており、冬には積雪も。ヨーロッパへ行きやすい。
生活費
近年ではトロントもバンクーバーも不動産ブームなどもあり家賃などが高騰している傾向がありますが、両都市の生活費を比べてみても、大きな差は見られないように感じます。どちらの都市も留学生に人気のシェアハウスなどは比較的安価だったり、生鮮食品には税金がかからないため、留学費用を抑えやすい環境だと思います。
バンクーバーのあるBC州の消費税は、国の税金のGSTが5%、州の消費税のPSTが7%の計12%です。一方のトロントのあるオンタリオ州は、国と州の税金を全て合わせた税金HSTが15%です。バンクーバー(BC州)での外食では、PSTが請求されず、GST5%のみがチャージされるため、バンクーバーの外食が安価な傾向があります。
バンクーバーのあるBC州の消費税は、国の税金のGSTが5%、州の消費税のPSTが7%の計12%です。一方のトロントのあるオンタリオ州は、国と州の税金を全て合わせた税金HSTが15%です。バンクーバー(BC州)での外食では、PSTが請求されず、GST5%のみがチャージされるため、バンクーバーの外食が安価な傾向があります。
2020年7月現在の生活費比較表
バンクーバー | トロント | |
---|---|---|
牛乳 (1ℓ) | $2.42 | $3.12 |
卵 | $3.84 | $3.43 |
食パン | $3.45 | $2.89 |
外食(1食) | $18 | $20 |
マクドナルド ミールセット |
$10 | $12 |
マンスリーパス (定期券) |
$98~$177 | $151.15(一律) | シェアハウス | $500~800 | $500~900 |
アパート賃貸(市内) | $1609.92~$2055 | $1818.30~$2247.46 |
Cost of Living Comparison Between Toronto and Vancouver (July 2020).
総評
バンクーバーとトロント、いずれの都市も素晴らしい特色があります。バンクーバーは周りが大自然に囲まれ、英語以外にもアクティビティを思い切り楽しみたいアウトドア派の人におすすめの都市です。一方のトロントはカナダ経済の中心都市として娯楽に溢れ、大都会での生活を満喫してみたい人におすすめの都市となっています。POINT!
- バンクーバー:大自然でアウトドアを思い切り楽しみたい人におすすめ。
- トロント:大都会での生活を満喫してみたい人におすすめ。
◉ 2都市留学のススメ
このように互いにない魅力にあふれたバンクーバーとトロント。ワーホリ生など時間に比較的余裕のある方には2都市留学もおすすめです。カナダの語学学校の中にはトロント、バンクーバーの両都市にキャンパスを持つ学校が存在し、キャンパス間を自由に移動することが可能です。どうしても滞在先が決められないという方は、思い切って挑戦してみてはいかがでしょうか。トロントとバンクーバーでキャンパス移動が可能な学校
カナダの語学学校にはトロント、バンクーバーの両都市にキャンパスを持つ学校が存在し、キャンパス間を自由に移動することが可能です。どちらの都市に留学するかどうしても決められない、という方は思い切って2都市留学に挑戦してみてはいかがでしょうか。-
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EC Toronto
・国際色豊かな環境
・日本人スタッフ
・豊富なアクティビティ
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ILAC Toronto
・大規模校
・豊富なプログラム
・豊富なアクティビティ
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ILSC Toronto
・アットホームな環境
・豊富なプログラム
・細かなレベル分け
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KAPLAN
・国籍豊かな学校
・授業の質が高い
・日本人少なめ
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GEOS Toronto
・カナダ6都市+アメリカ4都市
・転校手数料が無料
・日本人少なめ
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