シェアハウスを探す
自分のリズムを変えないで、のんびり自由に海外生活を送りたいという方には、シェアハウスでの滞在方法もあります。特にワーキングホリデーの方は、アルバイトの時間帯を気にする必要がない点や食費が節約できるといった点から、ホームステイからシェアハウスに移るという方が多くいらっしゃいます。ただしシェアハウス探しは、慣れない海外のスタイルと違う文化を持つ人との関わりが多い為、注意点もたくさんあります。
基本的な滞在方法の紹介は★こちら★をご覧ください。
実際部屋を探すには⁇
探し方は、大きく分けて①友達や知り合いからの紹介②インターネットでの検索という方法があります。シェアハウス探しの基礎知識としては見学には2人以上で行く
見学前の請求など怪しいと思ったら家賃はすぐ払わない
わからない事は必ず大家さんに質問する
事が挙げられます。以下の表で、方法の特徴と注意点を記載しておりますので、参考にしてください。部屋探しの特徴と方法を比較
知り合いの紹介 | ネット検索 | |
---|---|---|
実際の物件 | 見学前からある程度の情報を得る事ができるので、イメージとの差があまりない。 | 写真のみの情報や文章の説明で、実際見学すると期待と異なる事もある。 |
安全面 | 友達からの情報が聞けるので、比較的安全。 | 見ず知らずの人とのやり取りになるので、連絡先交換を含めて十分注意が必要。 |
信頼性 | 友達や知り合いから紹介の場合、ある程度の信頼性はある。 | 掲載の仕方(写真がない/詳細がない)や破格な価格設定の物件は信頼性が低い。 |
タイミング | 自分の探しているタイミングで空きがない可能性もある。 | 常にネット掲載されており、選ばなければ基本的にいつでも入居可能。 |
立地 | 特別エリアを限定できる可能性は低い。 | エリアを選んで部屋探しできる。 |
シェアメイト | 知り合いからの紹介ということもあり、事前にどんな人なのか知る事が出来る。 | 同じ留学生とは限らない。実際に会うまではどんな人が住んでいるのかわからない。 |
家賃(金銭)トラブル | 方法や支払い時期を紹介者に聞く事ができるので比較的少ない。 | デポジット(前払い)を含めて、トラブルは多い。焦って入金を迫られたり少しでも怪しいと思う言動や行動をとられた場合、早急の支払いは避ける方が良い。 |
見学・契約の際の注意点
- 見学は2人以上で行く
- 安全面も含めて、見学にはなるべく2人以上で行きましょう。自分では気付かなかった点でも、他の人から見て気になる部分が見つかるかもしれません。
- ガス/光熱費や水道代
- 家賃の中に、光熱費や水道代といった共同で使用する部分の費用が含まれているのかどうかを確認しましょう。もし含まれていないのであれば、何人で・どのように割り振るのか・平均毎月いくらかかるのかを確認しましょう。
- 家賃(デポジット)支払い期日と方法
- 基本的には、デポジット(入居月分家賃+退去月分家賃)を支払った時点で部屋の確保をしてくれるケースが多いです。このデポジットはシェアハウス探しの中でも特に注意しなければならない部分で、留学生を狙った詐欺も発生しております。今日支払いを済ませないと明日には他の人に部屋を貸す!!というような言い方をしてくる大家も少なくありませんが、脅迫のように支払いを迫られる際には十分にご注意ください。中には、$100の頭金で部屋を確保してくれて、残りは入居日当日に支払うというパターンもあります。
- 洗濯ものの回数
- 週1回などと制限されている家と無制限の家があります。
- 共同スペースや備品について
- 多くのシェアハウスは、お皿やフライパンなど共同スペースのものは自由に使用しても良いとなっておりますが、中には私物を使用して生活する所もあります。もし説明がないのであれば自ら聞いて確認しましょう。
- 訪問者について
- 友達を呼んでも大丈夫な家なのか、他人の出入りを禁止しているのか確認しましょう。
実際の被害例
インターネットで簡単にお部屋探しは可能で大変便利な日本語情報サイトもありますが、留学生を狙った詐欺が発生している報告が寄せられています。もちろん中には親切な方もいらっしゃいますが、お部屋探しは十分注意して行ってください。下記には実際に被害に遭った例を挙げておりますので、参考にしてください。- デポジットを支払った後に連絡が取れなくなったケース
- ✖デポジットを払った時に領収書をもらいませんでした。カナダは契約書のようなものがない家も多いと聞いていたので、あまり心配していませんでしたが、当日家に行っても誰もおらず連絡が取れなくなり、詐欺にあいました。
✔大家さんによっては、デポジット分の領収書を発行したり契約書を渡してくれるところもありますが、口約束で全て済まそうとする人も少なくありません。確実に領収書をもらって支払った証拠を残しましょう。可能であれば既に入居している人に挨拶を兼ねてお話しを聞くというのも対策の1つです。
- 見学をする前にデポジットを支払ってしまい連絡が取れなくなったケース
- ✖好立地・家賃含めて好条件・お部屋の雰囲気の写真も魅力的で、掲載を見ただけで気に入ってしまい、他の人に取られる前に自分が入居したいと思いました。デポジットを払ってくれるならすぐにでも部屋は確保すると言われて、少し迷いましたが他の人も既に見学に来ていて早い者勝ちだと言われ、見学の前に入金をしました。その後連絡を取っていた人にメールをしても全く返信がなく、詐欺だったのだと思い警察にも行きましたが、取り扱ってもらえませんでした。
✔見学をする前にデポジットを支払う事は避けましょう。厳しいようですが、このようなケースは証拠が少ない・特定する事が困難だという事で詳しい捜査をしてくれません。少しでも怪しいと思ったら、支払いは避けるべきでしょう。