カナダの4年制大学
カナダの4年制大学はほとんどが公立の学校で、地元の学生にとっては高校を卒業してから自分の進路の専門性を高める為に通う学校機関です。カナダの大学では、世界的にみても質の高い専門教育をうける事ができ、世界各国から留学生達が集まります。カナダの4年制大学を卒業しますと、Bachelor Degree(学士号)と呼ばれる学位を取得できます。
入学条件も大学や入学したい学部によって異なり、ご自身の目的/目標に応じて入学をします。カナダの4年制大学では留学生も多いですが、カレッジに比べると日本人の留学生の割合は低いと言えます。カナダの大学に進学すると、専門分野でのスキルアップと英語力のアップができるだけでなく、在学中にCo-opやインターンシップを経験し職経験を積む事ができるので、特にトロントやカナダで長く住みたい人や海外でプロフェッショナルに活躍したい人にオススメです。
また、カナダの大学を卒業すると、個人移民をする際のポイントにも繋がります (2019年現在時点)。
4年制大学については★こちら★のページをご覧ください。
4年制大学はココが魅力
ハイレベルな教育が受けられる
カナダの大学の多くは州立大学で、その教育水準は先進国の中でも高いと言われています。カナダの大学は欧米・中南米でも認知度が高く、カナダの大学の卒業生達はカナダのみに限らず世界中で活躍しています。州立大学が多いため大学の教育水準は均一的で、どの地域でのどの大学でも質のよい教育が受けられます。
最近では大学も近くにある産業と密接に関わっていく傾向にあるので、州や都市ごとに強い分野の特徴が異なってきます。例えばトロント大学のような大都市部にある大学では、現地に集まる金融系の世界的な大企業との提携co-opプログラムなどが行われているのでビジネス系に強いのに対し、アルバータ州のアルバータ大学では、鉱物系の産業が盛んなので、エンジニア系のプログラムが強いと言われています。留学生でも在学中に仕事ができ、職経験を積める
カナダの4年制大学への留学での魅力のひとつは、在籍中に働く事が認められている事です。カナダの公立大学に通う留学生は学期中の週20時までのパートタイムの就労が認められています(2021年1月現時点)。秋学期と春学期にフルタイムで授業を取っている間も大学の外で就労ができるようになっています。また、夏休み(5月頃~9月頭頃)の間はフルタイム(週40時間)で就労することができます。大学のco-opのプログラムやインターンシップを利用して、大学卒業後を見据えた職経験を積むことができること、そして学期中にパートタイムで働けるので生活費の一部をカバーできる収入を得ることできます。世界で活躍できるスキルを身につける事ができる
カナダの大学に通う事で身に付ける専門分野での知識・スキルは、カナダや日本に留まらず世界中で使えます。カナダの大学は教育水準も高い事から、欧米での認知度も高く日本のみならず海外での就職にも強みになります。また、(もちろん努力によりますが)カナダの大学留学で培う英語力は、英語を第一言語とする人と同様とみなされますので、日本でも英語圏でも就職の際に英語が理由で跳ね返される心配が少ないです。- University of Toronto
- トロントのダウンタウン、ミシサガ、スカボロの3つのキャンパスのある大規模大学。3つのキャンパスを合わせると生徒数は90,000人にも及ぶ。リサーチやイノベーションを重視し、医学、法学のみならず、ビジネス、コンピューター科学などでも飛躍している。
- Ryerson University
- トロントのダウンタウンにある大学。ビジネス系の学部や、ホスピタリティー、幼児教育で質の良い教育が受けられると有名。近年では、理系学部の研究にも力を入れている。
- York University
- トロント市の北に位置する大学。ビジネススクールとロースクールのプログラムが有名。近年では、運動学などのヘルス科学でも注目を集めている。
- Ontario College of Arts and Design (OCAD) University
- トロントのダウンタウンにある美術大学。美術学部の中でも、現代美術からアニメーション、広告デザイン、環境デザインなど幅広い専攻科目がある。
- McMaster University
- トロントから1時間ほどのハミルトンという街にある大学。研究大学という事で有名で、特に医学部や理系のコースが有名。また、当校の大学生の満足度がカナダで4位を取るほどプログラムとサポートの質の良い大学。
- Waterloo University
- トロントから西へ2時間ほどのウォータルーという街にある研究大学。特にコンピューター科学や工学系の学部が有名。Co-opプログラムが盛んな大学として人気で、学生は大学で勉強するだけでなく、実技的に就労経験を積む期間が設けられている。
- Western University
- トロントから西へ3時間ほどのロンドンという街にある研究大学。医学やIT関係の学部がよく知られている。また、世界的にもビジネススクールの認知度が高い。
- University of Ottawa
- カナダの首都オタワにある大規模の研究大学。英語とフランス語のバイリンガルの大学と知られ、理系や文系の授業を英語かフランス語のどちらかで受ける事ができる。政治経済や医学、ヘルス科学などのがよく知られている。
- Queen’s University
- トロントから2時間ほど東にあるキングストンという街にある研究大学。キングストンは以前カナダの首都になったことがあるほどの歴史的な街であるji実はあの有名な起業家でテスラの全CEOのElon Muskも通ったことのある大学で、ビジネススクールや地質学などが有名。大学生の生徒達の満足度がカナダで2位を取るほどプログラムとサポートの質の良い大学。
- McGill University
- ケベック州のモントリオールにある歴史的な研究大学。フランス語圏にあるが英語が第一言語として使われている大学。ノーベル賞受賞者や権威のある学者達、カナダの首相を3人輩出してる。医学部はカナダでもトップクラスであることはもちろん、大きな工学部やビジネススクールもある。近年では人工知能の先駆者である教授がいることもり、コンピューター科学で注目を集めている。
- Universite de Montreal
- ケベック州のモントリオール市内にある研究大学。フランス語が第一言語の大規模大学。理系学部や医学部でよく知られており、研究施設が400以上あることから、世界的にみても論文を出している数が多い。
- Dalhousie University
- ノバスコシア州のハリファクスにある研究大学。学部生にも専門家との研究するなどの機会も与える事やco-opプログラムを通して実用的なスキルを身に着ける事を重要視している大学。水産学部や運動学が注目を集める。
- Saint Mary’s University
- ノバスコシア州のハリファクスにある小規模大学。規模は小さいが、大学の学生達の満足度が高いことで知られている。考古学、環境学、化学やビジネススクールに定評がある
- Nova Scotia College of Art and Design (NSCAD) University
- ハリファクスにあるカナダで一番古い美術大学。古代美術から現代美術、メディアアートだけでなく、ジュエリーデザインやアニメーションのプログラムも人気がある。
- Mount Saint Vincent University
- ノバスコシア州のハリファクスにある大学。社会科学に定評があり、心理学や近年世界中で注目を集めている老年学に定評がある。
- University of Prince Edward Island
- プリンスエドワードアイランド州のシャーロットタウンにある研究大学。プリンスエドワードアイランド州では唯一の4年制大学。看護学やビジネススクールが人気がある。またカナダに数校しかない獣医学もある。
- University of New Brunswick
- セントジョンとフレデリクトンにある研究大学。カナダ最古の英語大学。文学、理系、工学部、ビジネス、観光系など様々な学部があるが、 海洋生物学や環境学が有名。
主なプログラム
⭐️Business | 金融・流通・HR・会計・マーケティング・国際ビジネス・プロジェクト管理等 |
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⭐️Applied Science | 構造工学・機械工学・土木工学・化学工学・鉱物工学・環境学・天体物理学等 |
⭐️Computer Science | ゲームデザイン・web development・ 人工知能・web/internetテクノロジー等 |
⭐️Science | 生物学・物理・宇宙学・統計学・数学等 |
⭐️Design | ウェブデザイン・建築学・インテリアデザイン等 |
⭐️Health Science | 看護学・公衆衛生学・栄養学・食品科学・人間運動学等 |
⭐️Arts | 美術・音楽・ダンス等 |
⭐️Social Science | 社会学・心理学・犯罪学・メディア学・コミュニケーション学・哲学等 |
入学基準
入学基準は、大学や学部によって異なります。一般的には、選考基準は高校または短大での成績が主になります。また、高校や短大の先生や講師からの推薦書、志望動機を書いたエッセイの提出が求められることもあります。また面接などが行われたり、デザイン系の学部であれば自分の作品などのポートフォリオを提出する場合もあります。ほとんどの留学生の場合は、IELTSまたはTOEFL (アカデミック用の英語能力テスト)のスコアの証明が必要です。大学や学部によって入学に求められる英語のスキルは違うので、申請前に英語のテストの必須スコアを大学のウェブサイトで確認し、それを目標に英語の勉強をする事が重要です。また大学付属のESLのプログラムや提携語学学校の進学コースで入学基準に見合う英語力をつけてから、入学する事が可能な大学や学部もあります。