カナダでの英語留学で失敗しやすいポイント~留学生活編~
こんにちは。トロント留学センターです‼
前回の留学失敗ポイント~語学学校編~に引き続き、こちらでは生活編をお送りします。個人個人で差があるかと思いますが、是非参考にしてみてください。
カナダでの語学留学中の生活について
語学留学中はもちろん学校での過ごし方も重要ですが、それと同じくらい学校外での過ごし方も大切なポイントです。せっかく日本にはない英語環境下にいるのでどんどん外に出て積極的に英語を使う機会を作ることが大切ですが、それだけではなく違う文化圏の中でできるだけストレスなく英語の勉強に集中したいですよね。ここでは実際にたくさんの日本人留学生の方が口にされていた悩みをもとにいくつかご紹介していきます。
留学生が陥りやすいカナダ留学生活での失敗ポイント
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ホームステイ先に過度な期待をかけて失望している
ネット上ではホームステイに関する様々な情報が飛び交っています。その中には、例えば1から10まで付きっきりで世話をしてくれたり、週末や時間があるたびにどこかに連れて行ってくれたりと、とても素敵な話もたくさんあります。もちろんカナダでもそういったご家庭はいらっしゃいますが、あくまでもこういったホームステイは小中学生のお子様向けのもの、特別料金を支払っている場合となります。高校を卒業された方のホームステイの場合、ほとんどのホストファミリーがまず相手の行動を尊重し、自立していることを予期しています。また特にバンクーバーやトロントなど都市部に住んでいるご家庭は高い家賃を払っているために、皆さん働かれている方が多く、とても忙しい生活を送っています。ホームステイ先に勝手に過度な期待をして失望するのではなく、あくまでもホームステイは”滞在先”と割り切ってください。もちろんほとんどのホストファミリーは生活に必要な情報は聞けば教えてくれますし、食事思用意してくれる、困ったときに助けてくれるなど特に留学に慣れていない方にとっては寮滞在と比べるとまだまだ安く安心していただける場所です。
ポイント
ホームステイ先ではあくまでも“他人の家庭にお邪魔している”という意識をもって、ご家庭のライフスタイルやルールなどは最大限尊重するようにしましょう。その中で不明な点や何か要望がある場合には、その都度恐れずに相談してみてください。ホストファミリー側でもできること/できないことははっきりと伝えてくれますし、わからない点があればしっかり教えてくれるはずです。料理を手伝ったり掃除なども一緒にやってみたりと積極的にファミリーと関わっていくことで、向こうからも自然と気にかけてもらえるようになるでしょう。お金の関係ではなく、あくまでも人間同士の関係ということを忘れずに過ごしてみてください。
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家のシェアメイトの国籍にこだわりすぎる
「英語を勉強しに来たから日本語は絶対に使いたくない」と強い意志をもって留学されている方もたくさんいらっしゃるかと思います。それはもちろんそれでとても立派な心掛けです。ただし、そのためにシェアハウス探しで”絶対に日本人が住んでいない家”を求めるあまり、家探しにかなり難航してしまったり、またはせっかく借りた家で異文化同士の共同生活に疲れてストレスがたまり英語の勉強に集中しきれないという話もよく聞きます。日本人は世界平均と比べると比較的清潔な環境です。他文化の人にとって常識的なことでも日本人にとっては非常識ということもたくさんあります。ルームメイトやハウスオーナーとのトラブルは残念ながら年中話が聞こえてくる問題なのです。
ポイント
ご自身がどのような性格か考えてお部屋探しをされるといいでしょう。例えば“清潔な場所で落ち着いて生活したい”方でしたら、比較的常識が通じやすい日本人同士の方がストレスなく生活できるかもしれません。その場合でも滞在先はストレスなく落ち着ける場所、友達は外で作るなどある程度割り切ってお部屋探しをされるといいかと思います。
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トラブル時に人に頼りっぱなしになっている
残念ながらシステムや言葉の違うカナダでの留学中には大なり小なりのトラブルはどうしても発生してしまいます。そんな時にご利用されている留学エージェントや語学学校のスタッフ、またはホストファミリーに頼れるというのはとても心強いですね。ただ例えば、これが命にかかわるような重大なトラブルだったり、またはかなり緊急を要する場合にはもちろんすぐに頼れる存在を確保しておくことは大切ですが、例えば小さなトラブルや困ったこと、わからないことが起こった場合にもご自身で何も確認せずに全て人に聞いてしまうのではせっかくの留学がもったいないです。
語学留学の目的はもちろん言語の上達ということが第一ですが、それ以外にも異文化の中で自分の力で社会を作って生活していくこと、異文化にしっかり触れていくことというのも重要な留学の要素です。せっかくの貴重なタイミングを無駄にせず、ご自身で試行錯誤していくことで必ず帰国時に大きな自信につながるはずです。
ポイント
何か困ったこと、わからないことがあったらまずはインターネットで調べてみる、いったん調べてみてもわからなかったら自分で周りの友達に聞いてみて自分でチャレンジしてみる等してみてください。それでご自身で解決できた時の達成感や留学後の充実感はそういったトラブルをご自身で乗り越えたときにさらに大きく感じるでしょう。ただし、命にかかわること、警察事など大事が起きた場合にはすぐに信頼できる学校やご利用されている留学エージェント、または公的機関などに連絡できるよう連絡先を控えておくことも忘れないようにしてくださいね。
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海外旅行保険に加入せずに多額の医療費を請求される
最近ではほとんどの語学学校では留学生保険への加入を義務付けていたり、またワーキングホリデーを利用される場合には滞在予定期間すべての海外旅行保険が必須だったりとほとんどの場合は皆さん何かしらの保険へ加入されています。ただ例えば滞在期間を延長したり、最初クレジットカード付帯の保険を利用してその後の加入を忘れている間に病気・ケガをしてしまうというケースを聞くことも少なくありません。せっかく留学を始めたのにこの保険に入っていないがために留学を途中で切り上げて帰国しなければならなくなったり、または泣く泣く数十万円の医療費を支払う羽目になったりということを避けるためにも事前にしっかりと留学保険には加入しておき、また現地でも保険が途切れることの無いようご注意ください。
ポイント
保険の種類はそれぞれですが、クレジットカード付帯保険の場合は補償額が十分でない場合もあります。また、クレジットカード付帯保険で最初3ヶ月、その後は現地保険を…など滞在期間中に2種類以上の異なる保険にご加入いただく場合、例えばクレジットカード付帯保険加入期間中にケガをしてしまった場合の継続治療などは、クレジットカード付帯保険期間終了後には新しい保険ではカバーされないことが殆どです。できれば滞在期間中は一つの保険でカバーしきることが望ましいですね。
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仕事場で英語を勉強しようとする/同じ英語しか使えないと失望する
ワーキングホリデービザでお越しの方のほとんどが現地で仕事を探されるかと思います。一番多い失敗点が、“仕事先で生きた英語をしっかり身に着けたい”という志望理由を前面に出すことです。中には応募に使用するレジュメにそのようなことが書かれている場合もあります。このような姿勢で仕事探しをしていては、なかなか仕事は見つかりません。雇用主はあなたに戦力となって働いてもらいたいのであって、だれもあなたにお金を払って英語の勉強をしてもらおうとは思っていません。もちろん留学生を雇う雇用主にとっては、最初少しの期間は英語でのコミュニケーションに不安があることを見込んでいる場合もありますが、それは数週間したら慣れて戦力になってくれるということを見込んでいるだけで、やはり英語の勉強が必要な場合はお金を払って学校で済ませておく必要があります。
またお仕事をせっかくされている場合でも、「決まった英語しか使わない」という嘆きをたくさん耳にします。これも上記と同様ですが、仕事場はあくまでも仕事をする場ではあって学校のように待っていれば新しい単語や文法をどんどん教えていってくれるような場所ではないことを忘れてはいけません。
このような受け身で生活していてはせっかくの留学生活の時間をどんどん無駄にしいってしまいます。
ポイント
学校とは違う仕事場で、実際に英語を使っていくというのは英語上達を目指すうえで大変貴重な時間です。それがお客さんと直接だったり、または従業員同士だったり様々ですが、英語を使っていくことには変わりありません。ただし、上述のように学校のようにどんどん新しい英語の知識が入ってくるわけではありません。英語を上達させたかったら、まず自分で仕事の外で英語の勉強・インプットをして、そこで覚えた単語や表現方法を実際の仕事場で使ってみるようにしましょう。同じ接客用語でも様々な方法でお客さんと会話することができるはずです。いろいろな表現方法を自分で学んで実際の現場で使っていくことで自ずと英語力が上がっていきます。
どうしても自分で英語を勉強するのが難しい場合、英語の勉強に集中したければ場合によっては仕事を減らして英語を勉強する機会を増やすという選択肢も必要です。
さて、今回は生活編についてです。なかなか厳しい話もさせていただいていますが、やはりせっかくお金と時間を使って留学に来ているのですから現地でしっかりこの機会を有効活用できるように無駄なく過ごしたいですよね。失敗しやすいポイントを少しでも頭に入れておくといざというときにご自身でも失敗を回避できるのではないかと思います。